チャーリー・チャップリンについて
チャーリー・チャップリン(Sir Charles Spencer Chaplin, Jr. KBE, 1889年4月16日 - 1977年12月25日)は、ハリウッド映画初期の俳優、脚本家、そして映画監督である。本名:チャールズ・スペンサー・チャップリン・ジュニア(Charles Spencer Chaplin, Jr.)。
映画の黎明期に数々の作品を作り上げ、「喜劇王」の異名をもつ。愛称は"チャーリー"。各種メディアを通じ、現在においても彼の姿や作品にふれることは容易である。また、バスター・キートンや ハロルド・ロイドと並び、「世界の三大喜劇王」と呼ばれる。
ちなみに彼は独裁者アドルフ・ヒトラーを皮肉った映画『独裁者』で有名だが、そのモデルとなったヒトラーと同じく誕生日が1889年4月である(チャップリンの方が4日早い)。
初期はショート作品が主体で、放浪者のキャラクターも、心優しさよりはコミカルさと非道さを売りにしていた。一介の貧困階層の市民として当時の世相や政府を風刺したものが多く、笑いの中に思想的でアナーキーなものを追求する作風が多い(女性の尻を追い、それを取り巻く連中と争い、偽った身分もバレて巡査との追いかけっこ、というパターン)。
1918年の『犬の生活』でよく知られる「心優しき放浪者」が完成された後、中後期になると中編~長編に意向する。また背中を向けて一人寂しく去っていくラストシーンは、初期の『失恋』で初めて登場して以来の定石であるが、エドナ・パーヴァイアンスとの出会いから生み出されたと言われる。以後、美しいものへの憧憬と放浪者のまなざしが社会の歪みへ向けられると、その作風も大きく変わってゆく。戦後の『殺人狂時代』では女殺人鬼・ヴェルドゥ氏(『殺人狂時代』)、老コメディアン・カルヴェロ(『ライムライト』)、シャドフ国王(『ニューヨークの王様』)を演じ、歳相応の貫禄を見せつけた。